今回のマイルチャンピオンシップのポイント！
【傾向】
京都芝1600mはスタートして最初のコーナーまでが長く、枠順はそれほど影響しない。
過去10年の勝ち馬の上がりは33秒台が5頭、34秒が4頭と速い上がりはあったほうがよい。上がり最速馬の3着以内は10回中6回。
中段のポジションからスムーズに馬群から抜け出す馬が多く勝っている。
【枠順】枠は有利、不利はあまりない。
【展開】逃げ先行馬が少ないのでスロー～ミドルになる可能性あり。
【馬券】3歳馬と古馬との力関係が不明で、人気がなくてもG1級の実力馬が多くやや波乱含み。
【馬場状態】今週からCコースを使用、柵を3ｍ外に移動。内側に痛みが出てきていて34秒台でも勝てる状態。
【予想】
◎ ⑮アエロリット
【強調材料】
戸崎騎手で落鉄しながらもビクトリアマイル4着、安田記念2着
モレイラ→ムーアに乗り替わり（ムーアは3年連続でこのレース3着以内）
前走の毎日王冠では落鉄せずにステルヴィオらに完勝
戸崎騎手で落鉄しながらモズアスコットにクビ差の安田記念は負けて強しで、外人騎手が乗り落鉄ナシなら勝っていた可能性が高い
2度の関西遠征では結果を出せていないが、桜花賞は脚質に合わない追い込みから大外一気で上がり2位、秋華賞では苦手の重馬場でハイペースの2番手、と度外視可能
馬場が荒れ気味の今の京都は合うし、行く馬がいなければ単騎逃げで自分でレースを作れる
【不安材料】
雨が降るとよくない
極端に早い上がりは未経験
超ハイペース
○ ②ぺルシアンナイト
【強調材料】
引き続きMデムーロが騎乗
昨年の勝ち馬、安田記念6着は川田テン乗り出負けかかり気味直線大きな不利、富士S5着は59キロ休み明け直線不利（ロジクライは56キロ）、と度外視可能
休み明けは0.0.0.3、2走目は1.1.0.0、と叩き良化型で2走目の今回は狙い目
昨年は不利と言われた3歳馬で絶望的な位置取りからエアスピエルやサングレーザーを差し切っており、実力と末脚は確実で上がり最速候補
大阪杯では上がり最速でアルアインを差し切りスワーヴリチャードにも迫り2着
【不安材料】
スタートが悪い時がありポジション不安
2番枠での自由に動けない不利
スローペース
▲ ⑧モズアスコット
【強調材料】
引き続きルメールが騎乗
京都コース1.3.0.0とコース相性もいい
ハイレベルメンバーの安田記念を上がり最速で勝ちきっている
末脚確実で上がり最速候補
【不安材料】
1番人気だが、この春はダイメイフジやダイアナヘイローといったG3級の馬に負けることもあり実力は飛び抜けていない
後ろからの競馬になる可能性がありポジション不安
道悪不明
▲ ①ステルヴィオ
【強調材料】
1800ｍ以下のレースでは連帯率100％で距離短縮は良い
稍重のサウジアラビアCで断トツの上がりを使っていて、道悪もこなせそう
末脚確実で上がり最速候補
【不安材料】
ルメール→ビュイック騎手に乗り替わり
京都コース未経験
追い込みのレースが多く展開に左右されそう
△ ③アルアイン
【強調材料】
王道のハイレベルG1やG2で崩れずに走ってきている馬
北村友→川田騎手に戻る
1800ｍ以下のレースは3.0.0.1
先行して34秒台の末脚が使える
【不安材料】
久々のマイルへの対応
1年半以上勝ちきれていない
△ ⑭エアスピネル
【強調材料】
京都コース2.2.2.0と相性が良い
マイルでは大崩れせずに確実に走る
好位から競馬ができる、道悪は大得意
【不安材料】
前走の富士Sは何の不利もなく4着とやや物足りなく能力の衰え不安
瞬発力勝負はやや苦手
△ ⑦ロジクライ
【強調材料】
富士Sでペルシアンやエアスピネルにレコード勝ち
7番枠からの楽に好位を取れそう
【不安材料】
4月に同じ舞台の読売マイルでモズ、エアスピネルらに4馬身離されて完敗
ルメール→Cデムーロに乗り替わり
☆ ⑬レッドアヴァンセ
【強調材料】
春のヴィクトリアマイル3着でアエロリットに先着
母エリモピクシーや兄クラレントは5歳になって活躍しており今がピークかも
前走はプラス10キロで良化見込、好位から競馬ができる
７戦連続33秒台の末脚を使っていて、スローなら面白い穴馬
【不安材料】
重賞未勝利
1線級馬との力関係不明
☆ ⑩ミッキーグローリー
【強調材料】
ここ5戦で4勝と最大の昇り馬
前走の京成杯は着差以上の強い勝ち方で、負かしたロジクライは富士Sでペルシアンやエアに勝ち、ロードクエストはスワンSでモズアスコットに勝っているので、この馬が人気馬たちに勝ってもおかしくない
好位から競馬ができる
【不安材料】
関西初輸送
1線級馬との力差不明
【馬人の予想 結論】
全12戦中連対を外したのが3回で、その全てが道悪。
良馬場では連帯率100％、雨が振らずに落鉄しなければかなり信頼でき、騎手もこのレース3年連続3着以内のムーアなので軸馬に。
逃げ馬がいない展開も向きそうで、先行して33秒～34秒前半の末脚を使えることや、早めに来られても差替えす勝負根性も魅力だ。
兄弟はG1を走っている馬も多く実はかなりの良血、晩成寄りの血統なので5歳でも心配なさそう。
21レース中11レースで33秒台の上がりを使っていて、ペースが速くなりにくそうな今回は展開も向きそうだ。
3走連続で重賞3着以内なのに、人気があまりない今回は穴馬に最適。
