2022年皐月賞の無料競馬予想　軸馬と穴馬はコレだ！

今回の皐月賞のポイント！

【傾向】
中山芝2000mはスタートして最初のコーナーまでが405mあり上り坂があるため速くなりにくい。最後の直線は310ｍと短くやや前有利。

過去10年の勝ち馬の上がりは33秒台が1頭、34秒台が6頭、35秒台が2頭と速い上がりは重要ではない。過去10年では上がり最速馬は5頭が3着以内に入っている。

過去10年で4角7番手以内の馬が9回勝っている。3コーナーくらいで自分からポジションを取りに行ける方が良い。

【枠順】やや内枠有利。

【展開】外枠に前に行きたい馬が多いのでミドル～ハイペースになる可能性あり。

【馬券】未対戦の馬が多く、荒れる要素はある。

【馬場状態】例年通り上がり34～35秒台の決着が予想される馬場だが、金曜の雨でどこまで悪化するか注視したい。

【予想】

◎　②アスクビクターモア

【強調材料】
中山コース（3.0.0.0）と得意にしている。
前走の弥生賞はここ10年で2番目に速いタイム、負かしたドウデュースは今回1番人気濃厚でG1勝ち馬。前回は外枠からでも勝ったが今回は内枠から先行できるので有利。東京コースでは2度3着があるが着差も少ない。今回は中山コースなのでそれほど気にする必要なし。
田辺騎手は中山コースが得意で皐月賞も過去10年で2度馬券内に入っている。その時も先行馬だった。

【不安材料】
ハイペースの経験なし、相手強化

○　⑭ジオグリフ

【強調材料】
新馬戦で◎に完勝。札幌2歳Sではハイペースを3角マクリで強い勝ち方をしていて、速めのペースのマクリが重要なこのレースとの相性も良い。
朝日杯はポジションが悪く直線もロスがあったので5着だが最後は1番伸びていて強い内容。前走はキレ負けで今回のレースとは内容が違うので問題なし。

【不安材料】
中山初、テン乗り、2000ｍ初、後方ポジション

▲　⑱イクイノックス

【強調材料】
前走の東スポ杯はスローペースだったが、後半1000ｍを57.6で走っておりロングスパートができている。スローペースを追い込んで0.4秒突き放す強い内容で上がりも32.9と破格。新馬戦もG1の阪神JFを制したサークルオブライフを1.2秒離し、上がりは1.0秒上回る楽勝。と内容はかなり強い。あっさり勝ってもおかしくない強さ。

【不安材料】
右回り初、中山初、ハイペース未経験、後方ポジション、大外枠、5ヶ月ぶり、ダービーが目標っぽいコメント。

△　⑫ドウデュース

【強調材料】
全てのレースを上がり1位と2位で先行～中段で運べる優等生。
G1勝ち馬。
前目から中段のポジショニングからの堅実な走り。引き続き武豊騎手。

【不安材料】
相手強化、前走が完璧なレースで取りこぼし、パンチ不足

☆　①ダノンベルーガ

【強調材料】
最内枠からロスなく運べる。2戦2勝の無敗馬で全て上がり最速。前走負かした2頭は重賞馬。底が見えていない。あっさり勝ってもおかしくない。

【不安材料】
右回り初、中山初、テン乗り、ハイペース未経験、手前替えが不安

☆　④キラーアビリティ

【強調材料】
ホープフルSの勝ち馬で時計は過去10年で1番速い。ハイペースで勝っている。内枠から先行できる。

【不安材料】
調教不安、相手強化、鞍上不調、入れこみ、新馬戦5着の内容が悪い

☆　⑯デシエルト

【強調材料】
3戦3勝の無敗馬で底が見えていない。芝のレースは1度しか勝っていないが、0.6差のフィデルを物差しにすると、ホープフルSが0.5差、京都2歳Sが0.1差なので上位陣との差は感じない。
ダートも勝っている馬力型でハイペースでも勝っているので中山コースは合いそう。

【不安材料】
関東発、中山初、同型との兼ね合い、速い上がり未経験

☆　⑥ジャスティンロック

【強調材料】
長くいい脚を使えてマクリも可能。上がり最速も4戦中3回。

【不安材料】
戸崎騎手テン乗り替わり、相手強化、後方ポジション

☆　⑩ジャスティンパレス

【強調材料】
ハイペース好タイムのホープフルSを2着、好位から堅実な走り。

【不安材料】
デムーロ騎手テン乗り替わり、相手強化、前走直線ふらふらしてた

【馬人の予想　結論】

今回はなかなかの大混戦で軸馬選びが難しい。
こんな時に軸にする馬は穴の少ない強い馬が最適だろう。

この馬と騎手は中山コースでこそ買うべきだろう。
田辺騎手はジェネラーレウーノとタイトルホルダーで過去10年の皐月賞で馬券内に入っており、2頭とも中山コースが得意な先行馬でこの馬に似ている。ならば再現可能だ。弥生賞組は近年苦戦傾向だが、今回はタイム、相手共に申し分なしで弥生賞を勝ったこの馬は信頼に値すると判断できる。

他の有力馬はほとんどダービーを目標にしており、仕上げや臨戦過程、コース経験に不安があり強くても軸馬には適さない。好位から先行の安定感。前走でG1馬も破り大きな問題の無いこの馬が軸に最適だ。

8番人気、単勝15倍前後。

皐月賞で必要な能力は1瞬の切れ味ではなく長くいい脚を使えるか。そして自分から動けるか。タフな流れになっても能力を出せるか。

この馬はそれがある、札幌2歳Sはハイペースを最後方から追走し、3角からマクリ気味に上がっていき直線に入るところでは先頭に並びかけて、そこから突き放して4馬身差勝ち。ここ2走が惜敗続きで人気を落としているが、明らかな力負けのレースはないので問題なし。