穴馬を見つける方法!
馬券を買う時にどうしても気になるのがオッズ(倍率)。
人気の馬ばかりを買うとオッズが低く、当たってもあまり儲かりませんね。
しかし、オッズ=馬の実力ではありません。ただの人気投票で決まっています。
本当は強い馬なのに多くの人が気づかずにオッズが高くなり穴馬になっている、という馬がいるのです。
大儲けできる万馬券で一攫千金を目指すなら、人気のない穴馬を見つけなければいけません。
でも人気のない穴馬って見つけにくいんだよね……
そうなんです、競馬の専門家や何年もやっている玄人でも穴馬を見つけることは難しいのです。
ましてや初心者はなおさら困難でしょう。
初めて馬券を買った時に誕生日馬券を買ってみたけど、まるで当たらなかったね(笑)
でも大丈夫!穴馬を見つける方法があるのです!
その方法は「6つの法則」に当てはめてみればいいだけ、意外に簡単なんですよ。
それはこちらです!
それぞれの詳細を見ていきましょう!
穴馬の法則その1 負けたレースの敗因が明確な馬
近走で馬券圏内に入れず、着順も悪く惨敗した馬は人気が落ちます。しかし惨敗した理由が明確で、負けたレースを度外視できる馬は穴馬候補として狙い目です。
ここであてはまる敗因例として主なものはこちら
- 直線で進路がなくなりまともに競馬ができなかった
- 高速馬場や重馬場などその馬が苦手な馬場状態だった
- スタートで大きく出遅れた
- 極端なハイペースで逃げ先行のポジション、スローペースで追い込みのポジションだった
- 入れこんで道中もかかりっぱなしだった
- コースロスが大きい外側を回っていた、騎乗ミスがあった
この中には新聞やデータを見るだけでは発見しにくいものもあります。その馬が不自然に大敗しているレースがあるときは、ユーチューブやJRAの公式サイトなどの動画を見て、度外視できる原因がなかったか確認しておきましょう。
穴馬の法則その2 人気馬に先着したことがある馬
そのレースの人気馬に近走で先着した実績があるにもかかわらず、人気にならずにオッズの高い馬がいます。前走の成績が良くなかったり、地味な騎手や血統の場合に起こりやすいです。
人気馬に先着できる能力があるということは、再度先着できる可能性があるということ。成績を見て同じレースを走っていないかチェックしておきましょう!
【実際にあったレース例】
2018年12月のチャンピオンズカップ(G1)
- 1着 ルヴァンスレーヴ 1番人気 単勝1.9倍
- 2着 ウェスタールンド 8番人気 単勝32.1倍
- 3着 サンライズソア 3番人気 単勝8.2倍
3連単 27,310円
このレースは3番人気のサンライズソアに8番人気のウェスタールンドが先着したレースです。前々走でウェスタールンドが先着しているのに、人気はサンライズソアのほうがありました。1番人気の馬が断然の実力で、単勝1倍台だったので3連単1着固定の少点数で買うことは容易。この法則を使えば勝てるレースでした!
穴馬の法則その3 着順は悪いがタイム差が小さい馬
予想をする時にまず注目するのが成績。成績=着順だと考えている人が多いかもしれませんが、それ以上に重要なのがタイム差です。
同じ8着でも1.5秒差の8着と0.4秒差の8着では全くの別物。1.5秒差は実力差が大きく逆転は難しいですが、0.4秒差ならば約2馬身差なのでちょっとした位置取りや展開次第で逆転可能です。
目安として0.8秒差以内のレースが多い人気薄の穴馬がいれば、今ままでの着順が悪くてもちょっとしたキッカケで馬券内にくる可能性があると考えてみてもいいでしょう。
穴馬の法則その4 展開がハマりそうな馬
競馬で重要な要素としてレース展開があります。一般的には、スローペースならば前のポジションの馬が有利で、ハイペースならば後ろのポジションの馬が有利です。
ペースが速くなるか遅くなるかは事前にある程度予想することができます。スタートから飛ばす逃げ馬や先行馬が多くいればハイペース、少なければスローペースというのが基本的な考え方です。
ここで特に注目してほしいのが、逃げ・先行馬です。人気薄の逃げ先行馬が楽にマイペースでレースを作った場合、単勝1倍台の超人気馬を負かしてしまうほどの強烈な穴馬になる可能性があります。
【実際にあったレース例】
2009年11月のエリザベス女王杯(G1)
- 1着 クイーンスプマンテ 11番人気 単勝77.1倍 (逃げ)
- 2着 テイエムプリキュア 12番人気 単勝91.6倍 (2番手)
- 3着 ブエナビスタ 1番人気 単勝1.6倍
3連単 1,545,760円 の大波乱!
その後上位2頭の穴馬は一度も勝てずに引退、ブエナビスタはG1で5勝するほどの歴史的名牝になる。これほど馬の実力差があったにもかかわらず、展開だけで穴馬が勝ってしまった典型的パターンでした。
穴馬の法則その5 コースや馬場状態が合う馬
馬によって得意なコースと不得意なコースがあります。大まかに分けると、中山競馬場や小倉競馬場のような小回りコースが得意な馬と、東京競馬場や新潟競馬場のような広くて直線の長いコースが得意な馬がいます。
中山(3.2.0.0)、東京(0.0.1.3)のような成績の馬で、前走が東京競馬場などで惨敗して人気が落ちていたら、次の中山コースのレースで狙ってみてもいいでしょう。
雨や雪の影響で馬場状態が悪くなった時に好走する馬もいます。成績表を見て、重馬場(3.1.0.0)のような人気薄の馬で、当日の馬場状態が重馬場以上の時に狙ってみてもいいでしょう。
穴馬の法則その6 有利な馬番に入った馬
競馬ではレースによって有利な馬番があります。基本的には距離ロスが少ない内枠と待たされる時間が少ない偶数番が有利です。
過去の約600レースを調査してみたところ、内枠1~9番の複勝率は21.6%で、外枠10番~の複勝率は15.9%でした(コーナー4回の芝コース)
内枠が有利なレースは有馬記念を筆頭に色々ありますが、スタートから最初のコーナーまでが短い、またはコーナーが多いという条件ならほとんど当てはまります。
さらに偶数枠の2.4.6.8番はその中でも特に有利な馬番なので、穴馬を探すときは注目しておきましょう!
※ダートコースでは砂被りがあるためか内外の差はあまりなかったので、芝コースに限った法則になります。
この6つの法則を知っていれば、穴馬を見つけやすくなるね!
大事なことなので、おさらいしておこう!
- 負けたレースの敗因が明確な馬
- そのレースの人気馬に先着したことがある馬
- 着順は悪いがタイム差が小さい馬
- 展開がハマりそうな馬
- コースや馬場状態が合う馬
- 有利な馬番に入った馬
勘やヒラメキで穴馬を買うのも不正解ではないですが、法則に当てはまるかどうかを考えて馬を選べば、穴馬を見落とすことも少なくなります。