今回のフェブラリーステークスのポイント!
【傾向】
東京ダート1600mはスタートして最初のコーナーまでが長い、最初の150mは芝になっていて芝の部分を多く走れる外枠がやや有利。
過去10年の勝ち馬の上がりは35秒台が8頭、36秒台が2頭と速い上がりはあった方が良い。過去10年では上がり最速馬は8頭も3着以内に入っている。
過去10年で4角5番手以内の馬が7回勝っている。追い込み馬が活躍するイメージがあるレースだが、ペースが落ち着けば差し届かないケースも多い。
【枠順】枠はやや外枠有利だがそれほど差はない。
【展開】過去10年は前半3ハロン34秒台が7回、35秒台が3回と速くなりがちなレースだが、今回は逃げ先行馬が少なく出しぬけがなければペースが落ち着く可能性あり。
【馬券】人気馬の実力は高く大きく荒れる要素は少ないが、ヒモあれの可能性はあり。
【馬場状態】特筆すべきことはないが、雨が少なく乾いた状態で力はいる馬場だろう。
・先行馬が少ないが、例年、前半が速くなりやすいレース
・差し追い込み馬が活躍するイメージだが、4角5番手以内の馬が7回も勝っている
【予想】
◎ ③ゴールドドリーム
【強調材料】
引き続き好調のルメールが騎乗
昨年はG1を5回走り(2.3.0.0)と全て連対、安定感は1番
前走の東京大賞典は2キロ軽いオメガパフュームに惜敗したが、今回は同斤量で得意の舞台に変わるので問題なし
中段から上がり35秒台の脚を使えて早めに動くこともできるので、どんなペースにも対応できそう
東京ダート1600mは(3.2.0.0)と得意
前走はチャンピオンズカップが使えず完璧な状態ではなかったかもしれないが、今回は意気込みも高く、ノーザンFしがらき仕上げで状態は良さそう
【不安材料】
3番枠なので外に出せず、直線で進路がなくなる可能性がある
スローの展開で差し届かない可能性
それほど差をつけて勝っているわけではないので、他馬との実力差が少ないかもしれない
○ ⑩サンライズソア
【強調材料】
逃げ~中段の競馬ができる。
オメガパフュームに少し負けた2.3走前のレースは先行馬に厳しいペースでさらに斤量が2キロ以上重かった、斤量が1キロ重かった前走は0.6秒も先着している。今回は同斤量なのでさらに有利。
ゴールドドリームに勝ったオメガパフュームに0.6秒も先着しているので展開次第では1着も狙える
最近は1800m以上のレースしか走ってないが、3歳時に同じコースの良馬場の武蔵野Sで2着、その時のタイムが1.35.6で前半35.1のペースを2番手追走から35.3の上がりで走っている。この時計と上がりはこのレースでも十分通用する。
東京ダート1600mは(1.1.1.0)で走れる
【不安材料】
デムーロ、ルメール、モレイラ→田辺騎手に乗り替わり
ハイペース時に甘くなる
揉まれる展開は良くない
▲ ⑥インティ
【強調材料】
引き続き武が騎乗
圧勝での6連勝中、逃げて最速の上がりを使えるという能力は圧巻
前走東海Sのタイムは1.49.8で、同じコースのG1チャンピオンズカップのタイム1.50.1を上回っているので能力の裏付けもあり
ここ2走は4角先頭から35秒台の脚を使っているので、同じ脚を使えれば押し切る
【不安材料】
東京コース初、1600m初、最初の芝コース初、G1初、と初物づくし。ローテーションと左回りもやや不安。
大敗した未勝利戦はスタートが悪く中段待機で包まれて不利もなかったのに弱メンバーに大敗、スムーズに競馬ができなければ脆い?今回も包まれたら終わりかも?
この馬の今までの1000m通過タイムが最速で1.00.8、過去10年のこのレースの1000mは58秒台が4度、59秒台が3度と速くなりがちで、この速いペースでもしまいの速い上がりが使えるかは未知数。
▲ ⑭オメガパフューム
【強調材料】
前走でゴールドドリームに勝って初G1タイトル、勢いがある
引き続きMデムーロが騎乗
堅実な末脚で不発が少ない
Mデムーロが騎乗時4.0.1.0と相性が良い
【不安材料】
短い期間でG1を3連戦での消耗、馬体重減の不安
右回り(5.2.0.0)に対し、左回り(0.0.1.1)の成績がいまひとつ
前走より2キロ増の57キロ、軽量馬の斤量泣き
スタートが悪く追い込みになる可能性
△ ①クイーンズサターン
【強調材料】
末脚は鋭い
東京1600mは4勝で得意の舞台、追い込みになりそうなのでハイペースなら出番あり
【不安材料】
追い込み馬なので展開に左右される
重賞未勝利
△ ⑪コパノキッキング
【強調材料】
4連勝中、重賞連勝中で勢いがある
自在性がありどんなレースにも対応できそう
【不安材料】
1400m以下しか走ったことがないので距離不安
マーフィー→藤田菜七子に乗り替わり
女性騎手の効果で人気過剰気味
★ ②ユラノト
【強調材料】
前走の根岸Sではコパノキッキングと0.1秒差
未勝利を勝ってからは(6.3.0.3)と堅実、負けたレースも0.6秒以内。母のコイウタは5歳の春にG1ビクトリアマイルを勝っていて、この馬も5歳のこの時期にピークがくるかも。
好位~中段でレースができて、近3走は上がり35秒台の脚を使っている。昨年、連対を外したレースは全て休み明けだ。
【不安材料】
堅実なレースをするが、パンチ不足は否めない
重賞未勝利
ルメール→福永に乗り替わり
☆ ⑤サクセスエナジー
【強調材料】
前走は逃げて0.6秒差の1着、強い勝ち方で一皮むけた印象、今回も逃げれそうなメンバー構成
引き続き騎乗の松山騎手は逃げればしぶとい騎手
逃げ先行馬が少なくスローになれば展開的に良い
【不安材料】
距離不安、ハイペース
一気のメンバー強化
・ペース次第で順位が大きく変わりそうなメンバー構成、落ち着けば前残りで速くなれば末脚自慢の台頭
【馬人の予想 結論】
現在のダート界で間違いなくトップクラスの実力。
新星のインティの能力は疑いようがないが、ダートでは今まで圧勝していてもあっさり大敗することもある。特にスムーズなレースばかりしていて、揉まれ慣れていなければなおのこと。あっさり勝つかもしれないが、馬券外に飛ぶ可能性のある初物づくしのインティは軸馬には適さない。
ハイペースでも差してこれて、スローなら中段から早めに動けるので、ペースの判断が難しいこのレースでは安定感が高い。3番枠は一昨年にこのレースを勝った枠順で問題なし。ここ6走のG1で(3.3.0.0)の戦績も軸にピッタリ。鞍上のルメールも◎。
有力馬に不安点が多い中、マイナス点が最も少なく実績NO.1のこの馬を軸馬にする。
8番人気、単勝30倍前後。
パンチ力はないが堅実な走りが魅力だ。
ここ3走は好位から35秒台の上がりを使っていて、ペースがそれほど速くならずインの好位で脚をためれそうな今回はハマる可能性あり。
母コイウタが5歳春にG1を勝っていて、この良血馬が5歳の同じ時期に激走しても驚きはない。
⑩単勝 15倍前後
③からの流し馬券